December 18, 2004

ドメイン取得&WEBサイト引越し

Filed under: その他お知らせ — hiro @ 1:03 am

JAMPN.ORGドメインを取得しました。
本件に伴い、WEBサイトアドレス(URL)の変更、及びWEBページのリニューアルを実施しましたので、お知らせいたします。

旧アドレス:http://www.a.webtoma.com/jampn/
新アドレス:http://www.jampn.org/mt/

以上、よろしくお願い致します。


December 13, 2004

年末恒例、ウィンザーガールズホームへのクリスマスプレゼント送りました!

Filed under: 活動報告 — hiro @ 1:04 am

今年もクリスマスの季節。私が教えている福岡大学の学生有志(衛藤めぐみ、一法師絢香、古賀潤子、今野奈々)が、ゼミの学生に声をかけて、ウインザー・ガールズ・ホームに、衣料品をいっぱい郵送してくれました。
今年はEMSで、早く確実に送るようにしたので、ぎりぎりですが、クリスマスには子供達にプレゼントは届くでしょう。
孤児達が、これらの衣料を通じて、私たちの彼女等に対する思いも感じてくれたらいいな、と思います。

湯川洋久

December 6, 2004

書評 「マイクロファイナンス読本―途上国の貧困緩和と小規模金融」

Filed under: 活動報告 — hiro @ 1:04 am

マイクロファイナンス読本―途上国の貧困緩和と小規模金融
岡本 真理子・粟野晴子・吉田秀美編著
明石書店 1999/11
定価:¥ 2,625
総括: 本書は、実務家や既にこの分野の勉強を始めている方には、議論を整理するため、また、これから勉強を始めようとする方には、マイクロファイナンス を、最近もてはやされているような貧困緩和のための打出の小槌としてではなく、客観的に見つめるため、に有効な本なのではないかと思う。序文にある、「議 論や課題を整理しつつ、日本におけるマイクロファイナンスへの理解を深め、最低限の共通認識を作り出すこと」という本書の目的は充分達成されていると思 う。私はよく利用させてもらっている。
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マイクロファイナンスについて日本語で書かれた概説書としては初めてのものである。マイクロファイナンスが日進月歩の分野であり、英語のものにつ いてさえ体系書といえるものがあまりない中で、マイクロファイナンスついての最近の議論についてまとまって触れられているものが日本語で発刊されたという のは心強い限りである。

1999年発行と新しく、参考文献も、1998年のものまで参照されており、かなりアップトゥデイトである。この分野が日進月歩であるので、情報が新しいことは必須である。

本書の構成は以下の通りである。

まず、第一部は、マイクロファイナンスの国際開発分野における位置付けを整理し ている。マイクロファイナンスの概念規定(第1章)、マイクロファイナンスの歴史的発展(第2章)、マイクロファイナンスの議論(第3章)(ここでマイク ロファイナンスの目的に沿って成果と課題を論ずる)、マイクロファイナンスのための制度作り(第4章)。第二部は、事例研究である。第5,6章でグラミン 銀行について、第7章では、シャプラニールのマイクロファイナンスの方法について、第8章では、ボリビアのソリダリオ銀行について、第9章では、マラウィ の農村基金、第10章では、インドのSEWA銀行、第11章では、ネパールの事例、第12章では、米州開発銀行のマイクロファイナンスの支援について、そ れぞれ紹介している。

最貧困層は本当にマイクロファイナンスで貧困から脱しているのか、実は事前に排除されてしまっていないか、という、最貧困層への配慮の問題、貧困 層はスキルに欠けるため、他の人もできるビジネスをしがちで、単に他の人を市場から追い出しているにすぎないのではないか、という市場飽和の問題、金融 サービスのみを行うか、技術訓練や経営指導なども行うかという、最小限アプローチと統合的アプローチの問題、そもそもマイクロファイナンス機関の目的は、 最貧困層の貧困緩和に置くものなのか、今まで金融機関へのアクセスを閉ざされてきた人々(最貧困層とは限らない)への継続的な金融サービスの提供と考える べきなのか、という、貧困貸付アプローチから金融制度アプローチへのシフトの問題など、最近の重要な問題にはだいたい触れてあり、大体の流れが分かるよう になっている。第二部の事例研究でも、「最貧困層の女性が事業を起こし、貧困から脱する」という図式が成り立っていないことを指摘するなど、重要な論点が 論じられている。

書評という視点からすれば、客観的に批評せねばならないであろう。そこで、思いついた点を書いてみたい。

まず、この本は、実務を知るための本ではないということは注意しておいてほしい。マーケット調査の方法、インパクト調査法、利子率決定などの重要な実務は、この本の目的ではないためであろう、ほとんどないし簡単にしか触れてない。

次に、この本は、重要論点を網羅し、一つの立場から書いた、体系書ではないということ。あくまで概説書である。マイクロファイナンスの分野がまだ 流動的な分野なので仕方がないが、そのつもりで読まないと、議論を逃してしまう危険性がある。例えば、クレジットユニオンやROSCAについての記述がな いということ。これは意図的なのかもしれないが(5ページ注2で「貧困緩和を目的として外部者が介入しうるもの」と限定している)、マイクロファイナンス 機関がいろいろな目的に応じて設立されてきたという点にポイントをおいているからには、これらにもう少し触れることは私としては必要と感じた。なぜなら、 これらの制度のありかたが、例えば法整備という最近の関心事の論点に関わってくるし、プロジェクトを起こす際にどういうスキームを使うかの判断材料ともな るので、必要なことだと思うからである。もっとも、この議論無しでも、ホットスポットとなっている大事なところはほぼ触れてあり、だいたいの新しい議論を 知るという目的で見るならば、充分事足りていると思う。

3つめに、論理の多少のあやふやさに気が付く。
①そもそも、目的別のマイクロファイナンス機関分類(6ページ)に従って第3章3節(マイクロファイナンスの成果と課題、50ページ以下)を分類してい ることから生じてしまったことなのではないかと思うのだが。例えば、マイクロファイナンスの目的(貧困緩和政策としてのマイクロファイナンス)49ページ で「夫に先立たれて唯一の稼ぎ手となっている女性を参加しにくくしている」とある。「女性」を対象とした論理であるので、これはむしろ女性のエンパワーメ ントの問題に対する回答であるのに、ここでは貧困 緩和政策目的としてのマイクロファイナンスについての理由として書かれてある。この議論が、71ページにも「既に返済額に相当する収入を持つ女性や世帯に 対象者を絞ってしまう、という指摘がされている。」とあることからも分かる。
確かに、「貧困層の家計改善=所得向上活動=マイクロファイナンスという単線的な発想からの脱却が必要」(50ページ)という点には全く同感である。し かし、女性のエンパワーメントの問題については、直接には所得向上の問題であって、女性の地位向上がなされる、というのは、マイクロファイナンス制度を女 性が利用することによって、その女性の所得が向上するから発言力が増す、というように、あくまで所得向上の効果である、という筋になるのではないかと思う がいかがであろうか。そう書かれていたほうが、分かりやすいという気はする。例外的に、所得向上、貧困緩和目的でなく、女性のエンパワーメント目的のみが 焦点となる場合もありえようが(先進国での、地域開発目的、貧困緩和目的でないマイクロファイナンスなど)、この本では考慮しなくてよいであろう。
②「統合的アプローチ」と「最小限アプローチ」の論点(63ページ)は、何も零細企業のみに関わる問題ではないと思うが、零細企業育成のセクションに書かれている。
③農村にもアクセスの問題はあるのでは、と思うがどうであろう。というのも、農村地域対象のマイクロファイナンス機関は、地域が広いためアクセスに問題 が多い、ということは多く指摘されているからである。要するに、これらの混乱は、目的に従った分類の前に、総論的に項目を設けて論じる、という風にすれば 分かりやすかったかもしれない。

最後(4つめ)の批評だが、重要論点の一つである、貧困貸付アプローチと金融制度アプローチの問題について、「シフト」「転換」と書かれており (80ページ)、ニュアンスとして、貧困貸付アプローチが、捨て去られつつあるアプローチのように読める。しかし、これは、単に、「金融制度アプローチの 台頭」であって、2つの流れが大きく存在する、という書き方にしたほうが分かりやすいのではないかと思うが、いかがであろうか。

湯川洋久


December 3, 2004

アジア開発銀行における、カンボジア・マイクロファイナンス規制法研究報告会

Filed under: 活動報告 — hiro @ 1:05 am

帰国報告会

日時: 12月14日(火)11:00~12:00
会場: (財)国際開発高等教育機構 第2研修室

<帰国報告会内容>
1)研究内容、研究成果発表-35分程度
2)今後の予定、その他プログラムに関する意見等-5分程度
3)質疑応答-20分程度
合計 1時間程度

<その他>
* 当日財団関係者の他に、出席ご希望の方がいらっしゃいましたら
併せてご連絡下さい。

当日は財団より10名程度出席予定です(専務理事、事務局長
国際開発研究センター所長代行、FASID/GRIPS共同プログラム
副ディレクター、研究センター職員他)。

湯川洋久

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